「次、どんなテーマがいいですかねぇ。明るい話題、あんまりないですねぇ」
なんてやりとりを、文春野球コラムのマリーンズ軍監督・近藤氏としたのは、夏の甲子園が佳境を迎えていた頃。
試合によっては、おなじみのチャンテが両サイドのアルプススタンドから交互に鳴り響くこともあった熱戦続きの聖地では、平沢大河&西巻賢二の母校・仙台育英が快進撃。
須江航監督による「青春は密」の名フレーズも生まれた劇的な“白河越え”が、日本中に感動を呼んだのは、その仙台でイーグルス相手に1安打完封負け。甲子園の優勝投手である小島和哉がまたも見殺しに遭った、ちょうど翌日のことでもありました。
そして、フェンスに激突しながらもボールは離さなかった福田秀平の大ファインプレーなども飛び出し、ホークス戦3タテを含む、3カード連続で勝ち越したのが、つい1週間ほど前。
以前、このコラムでも「信じている」とエールを贈った安田尚憲に至っては、その間、打率.424、3本塁打、9打点と、同学年のスワローズ・村上宗隆に負けず劣らずの大活躍で、借金も「1」。唐突な快進撃の始まりには「早くも風物詩“秋ロッテ”の発動か?」と、色めきたったものでした。
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