杉下茂さん、北別府学さんと、昭和プロ野球を彩った大投手の訃報が相次いだことで、昨年亡くなったロッテが誇る大レジェンド、村田兆治さんのことをふと書きたくなった。
折りしも、来たる7月6日。久方ぶりの開催となる東京ドームでの主催試合は、「ロッテオリオンズ誕生50周年記念」と銘打って行われた2018年と同じ、西武が相手。
あの日の始球式には、スパイクも履かずにマウンドに上がって、内角低めに112km/hのストレートを投げ込んだ御年68歳の兆治さんの姿もあったのだ。
そんなわけで、今回のコラムはやや唐突ながら、濃密トンデモな“兆治ばなし”。
野球以外のことにはとことん不器用だった「昭和生まれの明治男」の生きざまを、81年のプロ入りから丸10年、ともに汗を流した“球界の野良犬”愛甲猛さんにうかがった。
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