日本歯科医師会が全面的にバックアップした異色の"デンタル"ラブストーリー『笑顔の向こうに』が、この2月15日より全国のイオンシネマで公開される。ドジっ子だけどまっすぐなヒロイン・真夏役を好演した期待の新鋭・安田聖愛さんに、自身の演じた役柄と見どころ、女優としてのこれからをざっくばらんにうかがった。 「新人歯科衛生士・真夏の役作りは〝本職〟の姉に協力してもらいました。 この春から新社会人になる人には、とくに共感してもらえる作品だと思います」 異色の衛生士ヒロインは〝本職〟姉直伝の役作りで ──作品の舞台は異色の歯医者さん。歯科衛生士役はどのように役作りを? 「実は私、6歳上の姉が衛生士なんです。なので、役が決まってからは、姉にお願いをして実際に職場を見学させてもらったり、仲間の衛生士さんを何人か集めてもらって、ご飯を食べつつ〝質問会〟を開いたり。自分なりにわりとリサーチはしましたね」 ──なんと! ご家族に当事者がいるというのは心強いですね。 「でもやっぱり、器具を扱うところは口のなかに入れること自体がもう恐怖で。角度が難しいうえに意外と不安定だったりもして、セリフをしゃべるよりよっぽど緊張しましたね」 ──さすがに、実際に電源を入れて動かしているわけではないですよね? 「そこはもちろん。ただ姉が学生だった時に〝患者実習〟っていうのがあって、それの練習台みたいなのになったことがありまして。その時にミラーを 押しつけられすぎて口内炎になっちゃ って。それを思い出したら、余計に間違っちゃいけないなって。あれはプレ ッシャーでした(笑)」 ──一方、相手役・高杉真宙さんとの共演はいかがでした? 「高杉さんとは今回が2回目だったんですけど、同い年の安心感みたいなのもありつつ、それでいて、たくさん作品を経験している役者さんらしく、無言のフォローもしてくれて。いろんな面ですごく助けてもらいましたね」 ──劇中に登場する江ノ島デートのシーンあたりは、等身大な雰囲気でかなり甘酸っぱい感じでしたよね。 「そうですか? あのシーンは撮影初日だったんで、リアルに距離感がつか めてなく。いま思えば、逆にそれがい い感じのぎこちなさになったかな、とも思いますけど、自分で観るのはちょ っと痒い……。私自身はプライベートだと絶対、(恋人の丘で)南京錠を結んだりしないので(笑)」
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