里崎智也 06年にWBC日本代表として世界一に輝きファンからも熱烈な支持を集めた名捕手が語る「キャリアプランニング」の秘訣 | ドカント
僕にとっての野球は永遠のドラフト1位。それに取って代わる存在が他にないから、辞める必然性がなかったんです。 その明るいキャラクターで、引退後もテレビにラジオ、大学講師と八面六臂の活躍を続ける元千葉ロッテマリーンズ・里崎智也さん。たゆまぬ努力と持ちまえのセルフプロデュース能力で〝世界一〟にまで登りつめた名捕手が語るキャリアプランニングの秘訣とは? プロ野球にはあくまで「行けたらラッキー」と ──小誌は求人誌ですので、今回は〝キャリアプランニング〟といった部分をテーマにお話をうかがえたらと思うのですが、そもそも里崎さん自身がプロを意識し始めたのはいつ頃ですか? 「大学2年のときですかね。ただまぁ、その当時も『プロ野球選手になれたらいいな』とは思ってましたけど、『なにがなんでもプロに行きたい』みたいな気持ちは、僕のなかには全然なくて。最終的に逆指名できるってなったときも、『あ、俺、行けるんや。じゃあ、お願いします』ぐらいの感じではあったんです」 ──ということは、プロとは別の進路も視野にはあったと。 「プロはあくまで『行けたらラッキー』。だから、好きな野球を続けていく手段として、社会人チームをもってる会社への就職や、学校の先生っていうのは、もちろん選択肢としてはありました。でも、今後の〝保険〟のために、2年生からスタートする教職課程の受講を始めたら、そこから2ヵ月ぐらいで監督から『真剣にプロを狙わせたいから、(練習の時間が削られる)教職は辞めてくれ』って言われてね。プレーヤーとしてやっていく道があるんだったら、無理して取る必要もないかなってことで、その時点で辞めたんです。教員免許は、その気になればいつでも取れるものですしね」 ──その間、野球を辞めたいと思った時期などは一度も?
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