春なのに荻野貴司はいない…からこそ、オープン戦首位打者・髙部瑛斗“覚醒”の予感

今年は春なのに、荻野貴司がいない。そう、桜もまだ咲いているのに。

いや、だからか。頼みのマーティンにずっと一本が出なかったのも、仙台で佐々木朗希に勝ちがつかなかったのも、たぶん彼がいなかったせいだ。「ぜんぶ、荻野のせいだ」。ホーム開幕戦で延長の末に敗れた夜、地獄のように長い海浜幕張からの帰り道で、ぼんやりとそんなことを考えた。

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