内山高志 遅咲き"練習の虫"世界のチャンプ王座に君臨「やる気とたゆまぬ努力で辿り着いた」 | ドカント
昨年12月31日、第39代WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志は挑戦者ホルヘ・ソリスを11R開始直後に鮮やかな左フックで撃沈。見事、4度目の王座防衛を成し遂げた。そして迎えた12年。あの劇的TKOの興奮もいまだ冷めやらぬなか、本誌では早速、以前にも登場してくれた内山選手を直撃。来たるべき一戦に向けて早くもジムワークを再開した、自他ともに認める〝努力の天才〟の素顔に迫るロングインタビューを敢行したーー!! いつ意識するのは自分のボクシングで勝つことだけです プロ転向は25歳と遅咲きながらそこからわずか5年でチャンピオンベルトの奪取にも成功したプロボクサー内山高志さん。いまだ無敗と、圧倒的な強さで王座に君臨する男の強さの秘密とはー。 ──早くもジムで練習を再開したそうですね。 「ボクシングが好きなんで、少しでも休むと、すぐに身体を動かしたいなぁ、ボクシングをしたいなぁとなるんです」 ──大みそかのソリス戦は圧巻でした。試合を振り返ってご自身のなかではどんな感想をお持ちですか? 「もちろん勝つ自信はありましたけど、正直、あそこまでのワンサイドな展開になるとは思ってなかったですね。始まるまでは、お互いが五分五分の、もっとキツい試合を想定してたんで」 ──ということは、かなり余力を残しての幕切れだったと。 「ですね。体力的にもまったくダメージはなかったですし」 ──しかし、あの勝利で〝ノックアウト・ダイナマイト〟の名声もよりいっそう高まりそうです。 「いつの間にか、そういうふうに言われてますけど、結果的にそうなってるってだけで、そんなにKOにこだわりはないんですよ(笑)。展開によっては考えて倒しにいくこともありますけど、基本的にいつも意識しているのは、自分のスタイル、自分のペースで、自分のボクシングをして勝つということだけです。だから、試合前になると毎回思いますよ。『つまんない(展開の)試合になっちゃったら、お客さんには申し訳ないな』って」 ──狙わずして、プロ通算15KOとはさすがです! 次の試合のご予定などは? 巷では新たに暫定王者となったブライアン・バスケスとの王座統一戦やWBC同級王者の粟生隆寛選手との団体統一戦といった話もチラホラ聞こえてくるんですが。
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