ゴッドハンド奥井 アフリカの貧困にタイマン挑むアウトロー整体師

格闘技イベント『ジ・アウトサイダー』でも活躍したアウトロー格闘家にして、自ら整体院を経営する整体師でもあるゴッドハンド奥井氏。そんな異色の肩書きをもつ彼が、先頃NPO法人を立ちあげ、新たなプロジェクトを始動させた。万人を癒やす“神の手”を武器に遠くアフリカへと単身乗りこんだ男の壮大すぎる野望とは!? 

ゴッドハンド奥井 アフリカの貧困にタイマン挑むアウトロー整体師 | ドカント

 格闘技イベント『ジ・アウトサイダー』でも活躍したアウトロー格闘家にして、自ら整体院を経営する整体師でもあるゴッドハンド奥井氏。そんな異色の肩書きをもつ彼が、先頃NPO法人を立ちあげ、新たなプロジェクトを始動させた。万人を癒やす"神の手"を武器に遠くアフリカへと単身乗りこんだ男の壮大すぎる野望とは!? ワルで鳴らした格闘家今度の相手はアフリカ大陸!! ──そもそも、どうして縁もゆかりもなかったアフリカに行こうと? 「悪さばっかりしとった自分に変わるきっかけをくれたんがアフリカだったからですね。年少にいたときに、飢餓に苦しんでるアフリカの子どもらの写真を本で見て、『俺はいままで何やってたんや』って衝撃を受けてしまって。そんとき以来、いつかあの子らみたいな恵まれへん子のために何かしたいなとずっと思っていたんです」 ──10代の頃はかなり悪かった? 「本気でプロ目指して、中・高とやってきたボクシングが怪我でできんくなって、そこからはもう自暴自棄。当時は『表で世界獲られへんねやったら、裏でとことんまでやったろか』ぐらいに思ってましたね。あのとき年少行って変われてなかったから、たぶんそのうち死んでたと思います」 ──この6月には活動の第一弾として実際現地にも行かれたんですよね? 「そうですね。タンザニアに2週間ほど。そのうち1週間はザンジバルってとこで現地在住の島岡強さんって方が主宰する柔道連盟の人らにみっちり整体を教えてきました。ただ、現地に行って初めて分かったことも多かったんで、僕自身にとってもすべてが勉強って感じでしたけどね」 ──やっぱり理想と現実は違った? 「最初は、首都のダルエスサラームで動いてたんですけど、紹介してもらった政府の役人とかはもうカネの話ばっかり(笑)。島岡さんのツテがなかったら、何しに行ったか分からん状態になるところでした。それまでは漠然と『現地に学校を作って整体を根づかせることが雇用創出、貧困解消につながるはず』と思ってたけど、実際には『なぜ働くのか』ってとこから教えなあかんぐらい勤労意欲ってものがない。そういう土壌すらないとこに器だけ作っても問題を解決したことにはなりませんからね」 ──だとすると、なおさら同じ志をもつ先達として、島岡氏の存在は大きかったのでは?

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